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[週報] 2026/07/27週


今週のハイライト

二週ほど間が空いてしまった。その間に家の空気が少し変わり、自分は新しいAIエージェント開発に注力できる時間を持てるようになった。仕事はCレベルのレビューが飛び交う現場で頭を全力回転させ、技術インプットはAI駆動開発の生産性と品質保証まわりに自然と偏った。バタバタしていたが、悪くない二週間だった。

家族・生活

沖縄旅行のあとで、家の空気が変わった

沖縄旅行に行ってから、妻からの圧が明らかに減った。心当たりがあるとすれば、以前「義父は凡人じゃないな」と妻に伝えていたことが、巡り巡って本人に届いていたらしい。それを妻から聞いた。理由はそれだけではないだろうが、何かのきっかけにはなったのかもしれない。

自分としても、今は新しいAIエージェント開発に集中したい時期だ。家がざわついていない分、その時間を確保できるようになったのはありがたい。家庭が落ち着くと、こんなに頭のリソースが空くのかと少し驚いている。

双子は全然違う二人で、一人っ子のほうが大変説を少し疑い始めた

双子は最近こちらとコミュニケーションを取ろうとしてくれるし、新しいことを積極的にやろうとする。相変わらずよく泣くが、その分たくさん笑顔もくれる。何より、二人が全然違う性格なのが面白い。同じ日に生まれて同じように育てているのに、反応の仕方がまるで違う。

そして、ごく短い時間ではあるが、長女が双子の間に入って遊んでくれる場面が出てきた。「一人っ子のほうが大変」という逆説をずっと半信半疑で信じてきたが、この光景を見ていると、少しだけ本当かもしれないと思い始めている。兄弟姉妹が互いに相手をしてくれる時間は、親にとって確かに救いになる。

仕事・キャリア

一日単位で方針が変わる現場で、頭を全力回転させる

一日単位で方針が変わる。CTO、CISO、CPOのレビューなど、普段の業務ではあまり関わらない人たちとのやり取りが飛び交っている。自分が直接その場に立つわけではないが、そういう意思決定が近くで動いているのを感じるだけで刺激的だ。FEリードとして身が引き締まる。毎日、頭を全力で回転させて過ごしている。

通勤も少しだけ慣れてきた気がする。長いことに変わりはないのだが。

技術・インプット

今週のインプット一覧(クリックで展開)

AI駆動開発の「生産性」と「品質保証」をまとめて考える

今週のインプットは、示し合わせたわけでもないのに、AI駆動開発の生産性・品質・レビューに関する資料に偏った。三つまとめて読むと、論点が一本の線でつながって見えてくる。

まず moongift 氏の資料。AI支援開発が広がるほどコードレビューがボトルネック化し、担当者の約9割が負担増を実感しているという。生産性を速度・品質・レビュー・フロー・体験の5軸で捉え、個人のスキルに閉じずチーム全体でAIを活かす設計こそが鍵だと説く。

次に naonana777 氏の品質保証の話。AI駆動開発ではPRのマージ数が98%増加し、レビュー負荷が急増する。これに対して専門AIによる多層レビューで品質保証を自動化し、人の役割はレビューそのものから「基準づくり」「仕組みづくり」へ移行するという整理だ。

この二つに共通するのは「人はもうレビューの一次受けをやる立場ではない」という前提だ。FEリードとして、まさに今この移行の真っ只中にいる感覚がある。自分の仕事の重心を、コードを見ることから基準と仕組みを設計することへどう寄せていくか。ここは実務に直結する問いとして持ち帰りたい。

「思考は外注できるが理解は外注できない」— 認知負債という視点

t_wada 氏の資料が、今週一番刺さった。Vibe Coding から Agentic Coding への進化、AIとの協業における「伴走」と「委託」の2モード、プロンプト→コンテクスト→ハーネス→ループという技術進化の整理。そのうえで「認知負債」という新しい課題を提起している。コード生成が人間の理解を超えて先行してしまう問題だ。

Peter Naur の Theory Building や Bainbridge の「自動化の皮肉」を引きながら、「思考は外注できるが理解は外注できない」と結論づけている。AIエージェント開発に注力しようとしている今の自分に、これはそのまま突き刺さる言葉だった。速く動くものを作れることと、そのシステムを自分が理解していることは、別の話だ。忘れないようにしたい。

Playwright on GitHub Actions の高速化

このブログのE2EにもPlaywrightを使っているので、CI高速化の話は他人事ではない。デフォルト設定だと毎回のブラウザダウンロード(約42秒)とシリアル実行が遅い。対策は、actions/cache でブラウザバイナリをキャッシュする、fullyParallel と workers 50% で並列実行する、PRではChromiumのみ実行してmainマージ時に全ブラウザを回す、の三つ。100テスト程度ならシャーディングなしで5分以内に収まるという。FEリードとしてチームのCI体験を整えるうえで、すぐ効く実務知だ。

日本語の文章にリズムを設計する

このブログを書くうえで刺さった一本。情報量ではなく「認知モードの切り替え」(観察→逡巡→断定→再観察)でリズムを作り、未回収の緊張(未解答の問い)で読者の動機を維持するという規範。短文で足場を打ち長文で流す、密な段落と疎の段落を交互に置く、といった具体の技法が並ぶ。「この節では〜を扱う」のような駄文を排除せよ、というのも耳が痛い。週報の文章をもう少し設計的に書けるようになりたい。

運動・健康

パーソナルトレーニングをやめた

パーソナルトレーニングをやめた。担当の新人トレーナーがコミュニケーションが苦手なタイプで、高い金を払ってまで続ける意味はないなと思ったからだ。幸い、自分でメニューを組んで進められる実感も得ている。しばらくはこの感じで自走してみる。専門的なアドバイスがまた必要になったら、そのときは別のジムに頼むかもしれない。


振り返り

二週空いてしまったが、その間に家庭が少し落ち着き、自分の頭のリソースが空いたのは大きい。仕事はCレベルの意思決定が飛び交う刺激的な現場で、通勤の長さにも少しずつ慣れてきた。

来週以降に向けては、欲張らないでおこうと思う。AIエージェント開発に集中したい気持ちがある一方で、t_wada 氏の言う「認知負債」を自分自身が抱えないように、作ったものを理解する時間もちゃんと確保したい。全部を一気に進めようとせず、一つ前に進めば十分だ。

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